弊社(ビッグマウス)では、最新版の Zen Cart v2.0.x の日本語版を作成し、リリースいたしました。
"Zen cart v2.0.1" は、現在(2024年6月現在)最新の日本語対応版 Zencart です。(5/22 v 2.0.1 へのバージョンアップ実施)
Zencart v2.0 からは、現時点でサポートが終了している PHP7以前のバージョンは非対応となり、PHP8.3推奨になりました。PCI DSSセキュリティ基準にも準拠したきわめて高性能かつ、安全なシステムです。
<動作環境>
- PHP 8.0~8.3
(注意: PHP バージョン 8.1 よりも古いものは既に PHP サポートが終了しています... セキュリティの上でもパフォーマンスの上でも、十分な能力を得るには、最低でも PHP 8.1 を利用してください。 - MySQL 5.7.8 以降 (または MariaDB 10.2.7 以降)
- Apache 2.2 - 2.4
- Apache の AllowOverride 設定は、'All' もしくは、少なくとも 'Limit' と 'Indexes' の2つのパラメータは必要です。可能であれば、'Options' パラメータも追加してください。
- PHP 設定では OpenSSL で CURL が利用できるようにしてください。
- サーバーの CURL と OpenSSL については、最新の TLS が利用できるように設定してください。
Nginx がサポートされました。( IIS はサポートされません)
Zen cart v2.0(日本語版)は、1.3.8の日本語版を独自公開した ビッグマウスが、今回も同様にお客様のニーズに応える形で、独自の日本語化と共に、日本の商習慣にあわせた各種のローカライズを追加したものです。
日本国内での販売にあわせた、フリガナの追加や国内配送モジュール(ヤマト運輸、佐川急便の料金表に対応)、支払い金額別手数料設定に対応した代金引換払いモジュールを標準で装備するなど、これまでのノウハウを詰め込みました。
新しい Zen Cart v2.0(日本語版)をダウンロード
以前のバージョン Zencart 1.5系 と比較した場合の主な違い
◆PHPの対応バージョンが完全に8系となっている。
PHP 8.1 および 8.2 に対応するための多くの調整が行われ、多数の更新この点で、1.5.1については元々PHP5.3.x + MySQL4.1x用のリリースですが、zen-cart.jp より配布されている日本語版については、別途修正を行いPHP7までは対応されています。
MySQL5.7への対応については、v1.5.5からとなります。
(PHP バージョン 7.3 は、今年(2022年)12月6日にサポートが終了します... セキュリティの上でもパフォーマンスの上でも、十分な能力を得るには、最低でも PHP 7.4 を利用してください。)
◆ショップの機能
標準のテンプレートである responsive_classic では、商品詳細ページでの画面拡大がポップアップ表示から、モーダルダイアログ表示になりました。
クーポンをURLの引数に入れる事で自動的に適用されるようになりました。
「アクセシビリティ」に関するお知らせ用の固定ページが追加されました。
◆システム
すべての「追加」フォルダーがアルファベット順にロードされるようになりました。以前のリリースでは、ファイルシステムの順序でロードされていたため、システムに依存する問題が発生することがありましたが、これを回避しやすくなります。
◆言語ファイル
Zencart 1.5.8 からは言語ファイルの、仕様が大幅に変更されています。
より厳格な PHP準拠のため、単に言語ファイル定数の定義を実行する(オーバーライドが存在する場合は複数の定義操作が実行される) というアプローチは使用できません。
コアプログラムでは、配列ベースの言語ファイルを使用するようになっています。
◆管理画面の操作性・能力改善
卸売り販売機能がオプション機能に追加され、ユーザーに対して設定された卸売りレベルに応じて商品単価を切り変える事が出来るようになっています。
以前は個別に設定していた「全商品」「新着商品」「おすすめ商品」「特価商品」の一覧ページレイアウトについては、共通のテンプレートが利用されるようになり、すべて「商品リストの設定」に準じます。
1.5.8からは、管理者ページのためのオーバライド機能が追加されています。
- ダウンロードマネージャーページにファイルの日付を表示するかどうかを指定
- ダッシュボードの注文ポップアップに属性データを表示
- ダッシュボードの注文に表示する行数
- 注文リストにクイックビューポップアップを表示・・等々
注文の詳細ページには、デフォルト以外の通貨で行われた注文の通貨値や注文内の商品重量が表示されます。
各商品毎に「サイズ(長さ・幅・高さの寸法)」を登録できるようになり、配送モジュールから参照できるようになりました。(※ 対応する配送モジュールの開発は別途)