Zen cart (ゼン・カート)

世界中でもっとも広く利用されていたオープンソースのE-コマースソフトウェア
常にセキュリティを意識した頻繁なバージョンアップにより、大変信頼できる多言語・多通貨対応型のE-コマースシステムです。

Zen Cart は、ここ10年ほどの間では世界中でもっとも広く利用されていたオープンソースのE-コマースソフトウェアといえるかもしれません。

サポートコミュニティには 150,000のメンバーが登録しており、多言語対応や多通貨対応はもちろん、送料計算や決済に関してもモジュールを追加することで各ショップのニーズに対して柔軟に対応することが出来ます。

なんと言っても、セキュリティがしっかりしているソフトウェアとして知られていることと、カスタマイズに対する自由度が高いところが、大きな魅力といえます。

 Zencart 英語(本家)コミュニティサイト

とりわけZen Cartが大きな人気を誇っているのは、その開発が多くのショッピングカートシステムが、プログラマ目線で作成されていた時代にあって、思いを同じにするショップオーナー、ウェブデザイナー、プログラマーなどが、利用者にとって本当に使いやすい仕組みを開発することを目的にプロジェクトを進めていることです。

また、プログラミングに詳しくない人々でも、比較的簡単にサーバーインストールして、すぐに利用開始できることも魅力の一つです。

とりわけ日本においては、多言語・多通貨対応を前提にした構成により、海外を対象にしたショッピングサイト構築においては、実績と共に間違いない安定感により人気を得ています。

開発はカナダ・アメリカを中心としたコミュニティにより進められており、現在の最新バージョンは Zencart v1.5.6a(2019年4月)です。
日本語版に関しては、日本語コミュニティサイトがあり、細かなサポートも行われています。日本語コミュニティにおいても Zencart日本語版を v1.5.1 で公式に公開しています。(※弊社では独自に v1.5.6a の日本語版を提供中)

 Zen Cart 日本語コミュニティサイト

<良い点>

・セキュリティに対する対応がしっかりしている。

・サポートコミュニティが大きく、日本語コミュニティもあるため、情報を得やすい。

・きわめて多くのアドオンがあり、必要な機能を追加することが出来ます。

・細かなオプション機能とダウンロード販売にも対応。

・特価販売やお勧め商品などの販売オプションを提案できる。

 

<気になる点>

・デザインを拡張しやすいように、デフォルト状態で準備されているテンプレートは自分で変更しやすいように色分けされているなど、インストール直後のデフォルトテンプレートのままで見たときに見た目が悪い。

・バージョンアップ作業が難しい場合がある。

 

弊社(ビッグマウス)では、日本の商習慣に合わせたカスタマイズを含む独自の日本語対応版として、 Zencart 1.3.8a ならびに 1.3.9h を独自配布しており、現在でも継続的に多くのダウンロードをいただいておりますが、2019年4月現在の最新バージョンである、v1.5.6aの日本語対応版の提供を行っております。

1.3.8a 以降、zen-cart.jp で行われた1.3.0日本語版の内容をベースに利用させていただきつつ、bigmouse Inc.が独自に日本語化するとともに、日本国内での利用状況に合わせて、独自の修正と機能追加が加えた安定バージョンで、GPLライセンスに準じて無償で公開しております。
弊社提供のバージョンに関しては、継続的にセキュリティパッチやバグフィックスなど必要な修正は継続的に続けており、最新版と同じセキュリティレベルを保つように努めております。

弊社ビッグマウスのオリジナルパッケージである有償の "ZenCartPro" シリーズのサポートサイトでは、標準の Zencart 運営にも役立つ多くの情報を掲載しておりますので、Zencart をご利用の際は是非そちらのサイトもご利用になることをお勧めいたします。

 ZenCartPro ヘルプサイト

また、機能拡張のための追加モジュールや各種決済方法に対応するための「支払いモジュール」も各バージョンにあわせたものを制作・販売しております。

 Zencart モジュール販売サイト

上記サイトにおいて、ご希望の機能を実現するモジュールが見つからない場合には、ご相談いただければオリジナルのモジュール開発やカスタマイズなどに対応させていただいておりますのでお気軽にお問い合わせください。

※ 1.3系から 1.5系へのバージョンアップのご依頼をいただくことが多くなっておりますが、"バージョンアップ”といった形での対応は出来ません。
  新規に 1.5系のZencartをインストール+日本語化を行った後に、既存のデータを新しい Zencart に移動させる形での対応となります。

WEBサイトのモバイル対応が必須となっている現在において、レスポンシブデザイン対応テンプレートなどの利用を考えると、どちらにしてもレスポンシブテンプレート対応を含むサイトデザインの変更がありますので、1.5系への変更を躊躇する必要は無いでしょう。